草稿・変哲なき備忘録

じぶんのあたまでかんがえてみよう

湯通しみたいに模写ができる

お絵描きを続けて幾星霜。

やっと模写が楽しくなってきました。


正確に形を捉える事が以前よりもできるようになり、その先のデフォルメにやっと進むことができとても楽しいです。

対象のらしさを探して、表現したいことによって強調する箇所を変える事がこんなに楽しいなんて⋯。


また、ネガティブスペースで捉えるというのも意味ワカランかった(シルエットとどう違うかワカラン)のですが、線や立体で捉えにくい部位に対して効果を発揮してくれています。


模写ができるだけで絵ってこんなに楽しいんだね😭という気持ちで一杯。何故このような変化が訪れたかというと、絵を仕事に出来る環境になったからだと思います。


今までは趣味の範囲だったので、絵に割く時間に限りがあり、完成度を詰める事や自分の理想を突き詰めて言語化する事などができなかったのですが、仕事にする事(絵で採ってもらった事)で、その辺りの心理的なストッパーがなくなったことが大きいです。


宇宙兄弟の古谷やすしというキャラクターの境遇を思い出します。彼は宇宙飛行士を目指し、難関大学に合格するのですが、いざ宇宙飛行士の募集があった際に身長制限にひっかかり、夢を諦めざるを得なくなります。(身長制限がある理由は、宇宙服には莫大なコストがかかり、幅広いサイズの宇宙服を用意する事が困難な為)


しかし数年後にまた宇宙飛行士の募集があった際には、身長制限が緩和されて応募ができるようになっていました。(作中では、宇宙服に改良され幅広いサイズに対応できるようになった為)

これを経て古谷君は「宇宙飛行士になる事を許された事が嬉しかった」と涙ぐみます。もうこのシーンでドボドボに泣いた。


私の場合は、別に誰かに許されなくても出来る事だったのですが、出来ないと思っていた道に進める事が叶った嬉しさというのはひとしおです。

まだ仕事も始まってすらないのでこれから毎日枕を濡らすことも想定されますが、ひとまずは自身の選び取った道を丁寧に進んで行きたいと思っています。