草稿・変哲なき備忘録

じぶんのあたまでかんがえてみよう

書くことをおもいつけ【PART2】

 

前回に引き続き、下記を教本として文章練習。

Amazon.co.jp: 書くことが思いつかない人のための文章教室 (幻冬舎新書) eBook : 近藤勝重: 本

 

 

PART3

つらいと思った事を、短い文章でいいので書いてみましょう。

【立出's回答】

自宅から片道1時間30分かけて、新しく通う予定の病院にでかけた。
慣れない土地に四苦八苦しながら、路線を二回変え、なんとか病院の目の前に到着。
その瞬間に、前の病院で書いてもらった紹介状を持ってくるのを忘れたことに気づく。
駄目もとで受付に確認すると、紹介状がない初診は7000円かかるらしい。謝りつつ断って、一週間後の予約表をもらう。
往復3時間を無駄にしたことよりも、7000円かかると言われたことよりも、予約表に赤いボールペンで追記された【紹介状を忘れずにご持参ください】という一言が、私の情けなさをじぐじぐと突き刺した。

 

”つらい”というのは誰もが心に抱く思いです。
しかし、”つらい”というだけの言葉だと、Aさんの”つらい”も、Bさんの”つらい”も、全て同じものになってしまいます。


この事は昔から感じています。言葉というのは本当に便利ですが、感情を完璧に伝えられるような代物ではありません。過信し過ぎず、言葉を磨いていきたいですね。


形がなく描写し辛い「思い」は、「状況」を描写することで表現することができる。

 

PART4

目の前にあるものを、見たままに描いてみましょう。

【立出's 赤いカーテン 】

5年ぐらい使っているカーテン。
遮光性が弱く、日が昇るたび部屋一面を真っ赤に染めてしまうカーテン。
まるで手のひらを太陽に透かして見た時の血潮のように、隅から中央にかけて赤色が強くなっている。
網目が大きいので、鯛のうろこのようにも見える。鯛のような品の良い赤色ではなく、みかんネットのような安っぽい赤。

 

描写力を鍛えるには、伝えるという目的意識を持つこと。そしてそれよりも大切なのは、思い込みの先入観ではなく、その時の見たままの感じ、印象を大切にすること。

 

どこまでが思い込みの先入観から出る言葉なのか、判断がつきにくいです。
しかし、とりあえず対象を見てすぐに出てくる言葉はできあいのものが多く、ぼーっと見ていると浮かんでくる言葉は今の自分の生の言葉の場合が多いなぁと思いました。

描写するというのは、最終的には自分とそのものとの関係性を確認する作業。

 

 

今回はここまで。
次回も頑張ろう~。

 

本のレイアウト考え中